旧赤間炭鉱ズリ山階段

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 「ズリ山」とは石炭の原石を精炭した際に発生した「ズリ」を積み上げた山です。石炭産業が盛んだった街には必ずあったズリ山ですが、閉山後は崩落の危険などを考え多くは撤去されました。しかしいくつかのズリ山は産業遺構として整備され残されています。北海道ではここ赤平と夕張、万字のズリ山に登山道が整備され登ることが出来ます。

 赤平駅西側にはこの様な緑に覆われた自然豊かに見える山が存在します。しかしこの山もまた自然の山ではなく人工山であるズリ山です。かつてこの場所に北炭赤間炭鉱があった頃、石炭を採掘する際に出た岩石(ズリ)を捨てて出来た山なのです。

 そして近年になりこの山を観光資源にと777段の階段を整備し、頂上まで登れる様に整備しました。「777段」というスケールは日本一ですが、手ぶらで登れば頂上まで10分位で登れる高さですので、近くに来た際は是非頂上まで登って貰いたい小山です。

 登山道横にある原炭ホッパー。採掘した原炭を一時保管していた場所です。付近には住友石炭の縦坑を見学できる施設がありますが、このズリ山や原炭ホッパーは北炭赤間のもので別会社です。最盛期には赤平にも多くの炭鉱会社がありました。

 ズリ山の頂上まではゆっくり歩いても10分程度で到着できます。観光資源であると同時に、地元学校の生徒たちのトレーニングの場所にもなっている様です。頂上に来て「きつかった・・・」と思うようでは運動不足かもしれません。

 そして振り返ると頂上からは赤平の街が一望できます。中央やや左のレンガ造りの建物が赤平駅です。そして駅から真っ直ぐ奥に伸びる道路は空知川を渡れば国道38号線です。

 頂上には双眼鏡も設置されていますので覗いてみると面白いでしょう。

「・・・。」
夢中になっていますので、そっとしておきましょう。

 更に頂上にはテーブルやベンチも用意されていますので、登頂で疲れたら一休みして下山することも可能です。

住所 〒079-1144 北海道赤平市美園町
ホームページ 777段日本一のズリ山階段(赤平市)
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