塊炭飴(石川商店:赤平)
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今日は赤平の塊炭飴をご紹介します。名前の通り赤平の石炭を模したお菓子です。
■ 昭和7年からの歴史ある名産品
パッケージのデザインは少しクラシカルな雰囲気ですが、これは赤平市内の石川商店で1932年から作られている飴です。1932年というと昭和7年ですから戦前からの歴史ある名産品です。こちらは缶のパッケージでどちらかというとお土産向きです。
そして自分用にはこの様なビニール袋の簡易包装の製品もあります。
赤平は北海道でも有数の炭鉱街で全盛期には年間200トンの良質な石炭を産出していました。その赤平自慢の石炭をイメージしたお菓子をと地元茂尻のメーカーが1932年に作ったのがこの塊炭飴です。
石炭の採掘は住友石炭が平成6年に操業を終え終了しましたが、今でも赤平はその住友石炭の立坑施設が見学出来たり、写真の様に駅前には塊炭飴の大きな看板があったり炭鉱街の雰囲気を色濃く残しています。
■ ビート糖の自然な甘さとニッキの味が塊炭飴らしさ
中を開けると真っ黒で不揃いな形状に飴が出てきます。水飴に北海道産のビート糖、ニッキを加えた味が塊炭飴の特徴となっています。舐めてみると飴独特の甘さはありますが、どちらかというとニッキの印象が残ります。ニッキが好きな人にはたまらない味だと思います。
私も食べてみるとクセになり時々食べたくなり買ってしまいます。不思議な飴です。
なお黒色は食物炭末色素の竹炭を使用しているそうです。しかし食べ終わって口の中が真っ黒になったりはしませんのでご安心を。
■ 見た目はほぼ石炭
それではここで問題です。白い紙の上に石炭、ズリ(石炭が採掘される際に出てくるカス)、塊炭飴を並べてみました。どれがどれだか分かりますか?
答えはこんな感じです。本物の石炭はポロポロと崩れる様な感じ、塊炭飴は似ていますが崩れる感じがありません。そしてズリはカスですから白っぽい不純物が混じっています。
赤平の産出は終了しましたが、塊炭飴は令和の今日も毎日産出されています。赤平の立坑を見学したら、市内商店街で食事をしてそして塊炭飴を買って帰りましょう。写真の様な「石炭を食べようとする」写真がいつでも撮影出来ます。
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